文系男子がラズパイにUbuntu MATEをインストールしてWindows10から遠隔操作してみる【SSH&GUI】
Linuxいじるようになったのは興味本位で買ったラズパイがきっかけでした。
何をするわけでもなくただ見た目がかっこよかったから買ったんです。
そんなわけなのでただオブジェとして置いてあります。
懐かしいですね、1年前の記事ですよ。
記事の最後にモニターの話をしてるんですけど、実はあのあと使えるようになったんです。
ただ3.5インチなので実用性は皆無。
画面に映ったときは感動しましたけど使いづらくて5分で飽きましたね。
まあせっかく持っているのでいろいろいじってみようかなーってまた思い立ったのでやったことを書こうと思います。
それでは行ってみようー
UbuntuMATEをインストールする
Raspbianをインストールしていたんですけど邪魔くさいものが入ってたのでSDをフォーマットしました。
エラーがでてフォーマットができなかったんで、その時にやったことも記事にしてます。
ラズパイ3は64bitって話だったんですけど64bit版のUbuntu入れたら起動しませんでした。
やり方が間違っていたのかもしれません。
ラズパイのサイトを見ていたらUbuntuMATEがあったので試しに入れてみました。
▼Raspberry Pi Downloads - Software for the Raspberry Pi
ページの下のほうにダウンロードリンクがあります。
ダウンロードできたら展開する必要があります。
拡張子が.xzになっているので7-zipというソフトを使用して展開します。
展開するとimageファイルになるので、これをmicroSDに書き込みます。
僕はWin32Diskimagerを使って書き込んでいます。
▼【レビュー】IMG形式のイメージファイルをUSBメモリやSD/CFカードへ書き込める「Win32 Disk Imager」 - 窓の杜
ラズパイの設定をする
上記の手順でやれば起動するはずなのであとは初期設定をしていきます。
と言っても指示通りにはいはい押して言語選んだりするだけですが。
そのあとはいつも通りアップデートです。
$ sudo apt-get update && sudo apt-get upgrade
アップデートが終わったら日本語入力ができるようにibus-anthyをインストールします。
$ sudo apt-get install ibus-anthy
それからSSH接続できるようにしたりSDの容量をすべて使えるようにする設定を行います。
$ sudo raspi-config
ターミナル上に画像のような画面が出現します。
まず3 Interfacing OptionsでSSH接続をEnableに変更します。
次にBackで最初の画面に戻って5 Advanced Optionsを選択します。
でA1 Expand Filesystemを選択してエンターを押します。
はい、これで基本設定は終了です。
SSHで接続する
SSHとはセキュアシェルの略で、暗号化して遠隔操作するための通信プロトコルです。
出典:SSHの利用方法
わかりやすい図ですね。
SSHはPCとラズパイとを繋ぐ際にパスワード認証か公開鍵認証か選択できます。
僕は公開鍵の方法がいまいちわかってないのでパスワードで行っていますが、公開鍵のやり方はこのサイトが参考になります。
▼インフラエンジニアじゃなくても押さえておきたいSSHの基礎知識 - Qiita
WindowsにTera termをインストールする
SSHで接続するためのソフトをWindows側にインストールします。
今回はTera termを使います。
▼「Tera Term」定番のターミナルエミュレーター - 窓の杜ライブラリ
Puttyというソフトもありますが接続したあと日本語が文字化けするのでTera termを使っています。
展開後のフォルダにはいくつかexeがありますがttermpro.exeでSSH接続ができます。
起動するとこんな画面がでてくるのでここでラズパイのipアドレスを入力します。
ラズパイのipアドレスはターミナルで調べることができます。
$ ifconfig wlan0 link encap:Ethernet HWaddr **:**:**:**:**:** inet addr:192.168.*.*
僕はラズパイをwifiでつないでいるのでwlan0に書かれているinet addrがipアドレスにあたります。
有線でつないでいる場合はたぶんloのinet addrになるかと思われます。
ipアドレスがわかったらTera termのHostの欄に入力。
TCP Portは22、ServiceはSSHにチェックを入れてOKを押します。
ちなみにSSH接続はポート22がデフォで決められています。
ポート番号はラズパイの設定で変更することもできます。
次の画面でラズパイのユーザー名とログインパスワードを入力しpassword to log inにチェックを入れOKを押します。
こんな画面が出たら接続完了です。
GUIで操作する
SSHだとコマンドでしか操作できません。
ブラウザ操作だったりテキストエディタだったりGUIで操作したい場合はVNCの出番です。
Windows上にラズパイの画面を表示し遠隔操作できるようにします。
VNCはVirtual Network Computingの略です。
tightvncserverをインストール
ラズパイ側でtightvncserverをインストールします。
$ sudo apt-get install tightvncserver
続いてtightvncserverを起動させます。
$ tightvncserver
tightvncserverを利用するにはパスワードを登録する必要があります。
始めて起動するとYou will require a password to access your desktops.
と表示がでてパスワード入力の画面になるのでtightvncserverへ接続するためのパスワードを設定しておきます。
次に5901のポートがLISTENになっているか確認します。
$ netstat -lnt
netstatはネットワークの状態を確認するためのコマンドです。
オプションを付けないとたくさん情報が表示されてしまうのでlntで選別します。
lはLISTENになっているものを表示する
nはipアドレスなどの数値だけを出力する
tはTCPとipのみを表示するオプションです。
僕はLISTENってのがいまいちわからないんですが、使えるかどうかって意味だと思って使ってます。
netstatの使い方は下記サイトに載ってます。
▼netstat - ホストのネットワーク統計や状態を確認する
tightvncserverを起動させると5901番のポートが表示されLISTENになります。
SSHが22番だったようにvncは5901番ってデフォルトで決まってるようです。
変更もできるようですけどね。
とりあえずこれでラズパイの準備は完了です。
Windows側にVNC Viewerをインストールする
GUIで表示するにはRealvncのVNC Viewerを使用します。
下記サイトからダウンロードができます。
▼Download VNC Connect | RealVNC
起動させると上の画像のようなものが表示されるのでバーのところにラズパイのipアドレスとポートを入力します。
最後にtightvncserver起動時に登録したパスワードを入力すると接続されます。
まとめ
実は今回入れたUbuntuMATEはデフォルトでpython3.5がインストールされています。
pythonのスクリプトを常に動かしておきたくてラズパイをいじりました。
アップデートとかやってる最中に事件が起きました。
ファンがちょっと動いてはとまって動いては止まってを繰り返していてついには起動しなくなったんです。
どうやら原因は電力不足だったようです。
2.4AのACアダプターにUSBハブをつないで1つがラズパイ、2つにUSBファンで使っていたんですがダメですね。
探したらラズパイ用のアダプター(5A)が売っていたので購入しました。
5Aって高くない?ノートPCのACアダプターだって3~4Aでしょ(笑)
正直電気のことはあまりわからないのでとりあえず使ってみてダメだったらまた報告します(笑)
はぁーあ、なんか5日間くらいかけて書いた記事なので文章がぐちゃぐちゃな気がする、ごめんね。