僕の世界観を変えてみる

文系男子が趣味でプログラミングを勉強していくブログです。他にも日常で起きたどうでもいいことや愚痴を書いていきたいです。座右の銘は和を以て貴しとなすです。仲良くやろうよ。

従順な者が組織を壊すと言うが異議を唱える者はどうなるのか

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これは僕の務めている会社の売上が落ちてきたことで起きた出来事。

ある日、上司の考えで人件費削減のため人員を減らすこととなった。

人数が減ったので今までは3人〜4人でやっていた作業を2人ですることになってしまった。

そうなると一人当たりの仕事量が増えるので効率よく作業しないとスケジュールが間に合わないなんてことも考えられる。

焦りや疲れで無理が祟って質の低下もあるのではないかと僕は思う。

毎回思うのだけど、人件費を削ったところで一旦はなんとかなるかもしれないけどそれは一時的なものに過ぎないんじゃないかと僕は考えている。

ではどうすればいいのか、話し合ってみたんだが結果はよくならなかった。

こんにちは、えこです。

とういうことで今回は書いていいのかわからないんですけど会社で議論した結果僕の立場が危うくなった話をしていこうと思います。

問題を洗い出す

まず売上が下がった原因は何かを考える。

うちの場合はお客さんの来店数が減っているのが原因であると僕は考えている。

それは1か月あたりの来店数を去年から今にかけて比較すれば明らか。

ではなぜ来店数が減ったのかというと、正直それはわからない。

僕がいる職場はサービスを提供しているので質が落ちたのかそもそもうちのサービスを必要としなくなったのかなんなのか。

というか、僕が思うにうちのサービスを知らない方が多い。

こういうのやってるって聞いたんだけどー、とか、ここでこんなことやってたのね、とか。

次にうちのサービスを利用している層を考えてみる。

サービスがいくつかあるとすると、例えば商品Aを利用している層は年配の方がおおいとか

商品Bは学生が多いとか、商品Cは社内SEがいない企業がよく利用するとか。

この辺も過去のデータを見ればわかりそうなもんだ。

以上のことからどうすれば売上の低下を防げるのか、逆に売上を伸ばせるか議論してみた。

いざ議論開始

上司:なんで売上が減ったのか、また売上を上げるためにはどうすればいいと思う?

僕:売上の低下は顧客数が減っているのが要因の一つと考えています。   加えてそもそも当社のサービスを知らない方も多いようなので周知させる必要があると思います。   なのでまずは簡単な広告を打ってみるのはどうでしょうか。   上:今は広告を打っていないけど過去に本社でもその話は出たと思うよ。   ただ費用対効果が見合わなかったからやっていないんだと思う。   広告って1枚3円近くかかるの知ってる?   それを何十万枚から配るんだからいくらかかることか。

僕:新聞を取っている人が減っている中普通に織り込みチラシに挟むのは僕もどうかなとは思います。   新聞を取っていない層を狙うのならフリーペーパーのポスティングでもいいんじゃないでしょうか?   それなら3円もかからないと思いますし、枚数によっては金額の優遇も考えられます。

上:かもしれないけど本社に言わないといけないし、その前にここだけで完結する対策を考えようよ。

僕:(うちの会社は商業施設の土地の一角に建っているので)回りの施設に協力してもらいpopを張るというのはどうですか?   なんどもPOPを見ると無意識に刷り込まれるので、ふとした時に思い出して利用してみようってなるかもしれませんよ。   周知するのにもいいかと。

上:そういう卑怯な手は使いたくない。   テクニックじゃなくてもっと感情で動かすようななにか案はない?   まあpop作るんだったら作ってもいいよ。   その代わり言いだしっぺなんだからえこ君が作ってね。

僕:(うわ、めんどくさ。ってかpopを素人に作らすな。)   popは考えておきますが、マーケティングとか心理学とかは別に卑怯ではないと思いますけど。   効率よく集客するための道具じゃないですか?

上:えこ君のはさ、1対多を想定しているけど1対1でやらなきゃダメなんだよ。   IT技術の進化でこれからは人が職を失う時代になってくるけど、機械じゃなくて人がいることを強みにしていかないと僕らの将来も危ういよ。   もっとお客さんの立場になって感情で話をして信用してもらわないと売上は伸びないから。   もっとそういう方法を考えようよ。   例えば僕とえこ君では得意分野が違うんだからそれを強みにえこ君じゃないとダメだってお客さんに思わせるような強みを考えよう。

僕:1対1は営業の考えじゃないですか。   僕らは店舗構えて待ちの姿勢なんだから来る人だけに営業かけるのって効率が悪くないですか?   言っていることはごもっともですがそれはお客さんが増えてからやることだと思うんです。

上:僕はね、既存のお客さんにここに行きたい、また僕に会いたいって思ってもらいたいんだよ。   既存のお客さんの来店数を増やしても売り上げは上がるから。

僕:(互いに仮説が異なっているから話が合わない...)   (納得はいかないけど)とりあえずわかりました。

・ ・ ・

 議論がうまくいかなかったのはなぜか

互いに仮説が異なることが原因で議論がうまくいかなかったのだと思う。

僕は客数が減っていることが売上の低下と仮定して話たが、上司は客単価の低下が原因だと考えていた。

言っていることはわかる。

確かに客単価を増やしたりリピーターを増やすのであればサービスの質を上げることが重要なのは確かだ。

ただそれを来店したお客さんにしかやらないのは効率が悪い。

来てもらうきっかけとして、認知してもらうために、もっと大勢の人に伝えるような手段を取るべきだと思う。

が、うまくいかなかった。

もし次の機会があれば同じ仮説のもと議論したいと思う。

異議を唱える者は干される

僕の中では言いたいことを言えたのでよかった。

本音はわからないが表面上では僕の意見に賛成してくれた人もいる。

しかし、生き残ったのは従順な者だった。

その通りですね!上司さんの意見に賛成です!もっともっとコミュニケーションを増やします!

と言っている者だけが評価があがり、意見した僕の評価は下がった。

結局、会社ってのは従順な者を好むんだよ。

言われたことを愚直にやる人を求めてる。

アンチ・サボタージュ・マニュアルをご存知だろうか。

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この本にも似たようなことが書かれていた。

例え間違ったことだとしてもマニュアルに書かれているから、上司がこう言っていたからという理由でその通りに行動する。

そんなことをしていてはいずれ組織は敗退する。

しかし、意見すると干されるのも事実。

会社やルールや風潮を変えるには少人数では難しいということがわかった。

同じ考えの人がたくさん集まれば変えることはできるんだろうな。

まとめ

いかがでしたか。

この上司おかしなこと言ってるなと思って意見すると僕のようになるかもしれません。

多数決で勝てるくらいの人数を集めて行動すれば改善するかも?

今回議論する前から売上が下がっていることもわかっていたので一応マーケティングの本を読んだりもしたんですよ。

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これとか Kindle Unlimitedに登録していれば無料で読めますよ。

表紙に”感情ではなく数字で提案してくれないか”と書かれていますけど、うちの場合は逆でしたね。

転職がんばります!